女性が醸し出す良質ピエモンテワイン!

ピエモンテ州ピラー社 キアラ・ボスキス女史





今週、ピエモンテで女性ながら上質なバローロの造り手として知られる、
ピラー社のキアラ・ボスキス女史のお話を聞く機会がありました。

イタリアの中でも女性のエノロゴやワイナリー経営者は多くいますが、
キアラ・ボスキス女史の特筆すべき点は、
いわゆる『バローロ・ボーイス』最盛期における唯一の女性醸造家、
『バローロ・ガール』であったということ。
(ガールスという複数にはならないのですよ!)
バローロ・ボーイズとは、モダンなバローロの誕生に貢献した若手醸造家の
総称。現在、このバローロ・ボーイズ二世の多くが女性であったこともあり、
多くの女性醸造家、バローロ・ガールズが活躍しています。
その中で、先駆者のバローロ・ガールがキアラ女史というわけ・・・です。

以前、見た写真ではちょっと怖そう!?というイメージでしたが
会えば印象は全然違い、意外に小柄で細くて・・・
この女性がひとりでバローロを造っていたの~!?と少々、驚きました。

でも、他の醸造家と変わりなく、または、それ以上にワインを語る情熱は
やっぱり醸造家!
小さいワイナリーながら上質はワインを育む、実直さを感じました。

では、ピラー社のワインとは!?
やっぱり好きだったのは、ドルチェットとバローロ・カンヌービ・・・・!

私は個人的にドルチェットが大好き[:ニコニコ:]
やさしいドルチェット特有のスミレ色、野イチゴのような少し甘さを感じる香、
やさしいタンニンでありながら、しっかりとした飲みごたえのある赤ワインです。
2010年は彼女曰く『完璧』なブドウとのこと。
通常はフレンチオーク樽で熟成させるドルチェットですが、
このヴィンテージに限ってはステンレスタンクでのみ熟成。
まさに、ブドウが完璧だから決断したこと・・・だと思います!
年間生産本数がたったの4350本!
そのうちの1本をGETしてみませんか?

グラスに注がれたワインの色の美しさに驚き、
口に含めば、やさしく且つ力強い味わいで幸せな気分になれるワインです。

ご興味を持たれた方はこちらからどうぞ・・・・!