ヨーロッパの酒蔵といわれたプーリア州

長靴型のイタリアのちょうど「かかと」に位置する南北に細長い州がプーリア州です。この地では古代にフィニキア人がワイン造りを行い地中海に輸出していたというワイン生産の歴史が長い州です。
その後、オリーブオイル、タバコとともにワインはこの州の三大特産物になりました。
一昔前は、その生産量の多さから「ヨーロッパの酒蔵」といわれフランスなどへブレンド用ワインとして輸出されていました。近年、生産者たちの意識改革により素晴らしい品質向上を遂げたといわれています。そのポイントは・・・

◎ブドウ栽培の改革
アルベレッロ方式からテンドーネへ、そして、現在では、グイヨに代表される垣根方式へと変革されました。
◎新ブドウ、古代種の復活栽培
◎醸造技術
ブドウ果汁の発酵も低温発酵させブドウの風味を生かす技術が一般化して
などなど、大変な努力の結果、プーリア州ならではの独自のワインの創造と古代種の復活に見られる再生を遂げたといわれています。

今週のベラティーナの注目ワインは、伝統的なカステル・デル・モンテ ロゼ。“カステル・デル・モンテ”は1240年頃、この土地を治めていたフリードリヒ2世によって建てられた特徴のある八角形の城のことであり、またバーリ県の一部で造られるDOCワインを意味しています。このワインは、白、赤、ロゼの3種類、生産されていますが、中でもロゼは、その色調がイタリアのロゼワインの中でももっとも美しいといわれ人気があるワインです☆
DOC法によると、使用されるブドウの条件は、ボンビーノ・ネロ、または、ウーヴァ・ディ・トロイアを65~100%使用すること。このリヴェラ社カステル・デル・モンテロゼは、前者のボンビーノ・ネロ100%使用しています。
ボンビーノ・ネロはカステル・デル・モンテ地区だけで栽培されいているブドウ。水分が多く圧搾せずにジュースが得られるためロゼ用のブドウとして使用されることが多くあるブドウです。(実はフルボディの赤ワインには向かないともいわれているブドウでもあります)
このワインの生産者、リヴェラ社は、カステル・デル・モンテワインのパイオニア的存在。1950年、創業者がこの土地のポテンシャルの高さに注目し、ワイナリーを創設。50年以上にわたり、この地で、土着品種と向かい合い、地道にワイン生産を行ってきたワイナリーです。
では、このロゼワインはどのようなワインかというと、まずは、その色の鮮やかさ!きれいな透明感たっぷりのバラのような赤、イチゴやベリーのような果実の香、程よい酸とさわやかなテイストのロゼワインです。
ワイナリー曰く、地中海料理になら、何にでも合うよ!とのこと。
色々なお料理が並ぶアウトドアパーティ、ホームパーティに最適なワインといえますね[:ラブ:]

今週、店舗に入荷したリヴェラ社カステル・デル・モンテ ロゼ、価格も¥1,050と気軽に楽しんでいただけるデイリーワインです。
GWにきれいなロゼワインで乾杯~!も素敵です。アフタヌーンワインとしてもおすすめです!!!