イタリアを代表する白ワイン、ソアーヴェ

今週のおすすめ白ワインはソアーヴェ!
今さらソアーヴェ!?いえいえ、ソアーヴェをなくしてイタリアの白ワインは語れません

今日はソアーヴェについて、少し、掘り下げてお話しますね☆


■ソアーヴェとはどんなワイン!?
「ソアーヴェ」は、戦後いち早くアメリカに輸出され、今日のイタリアを代表する<白ワイン>として、世界に知られるようになったワインとして知られています。
本国イタリアでも最も人気のある白ワインの一つ。生産量も多く、キャンティ、アスティに次ぐ生産量です。北イタリア、ヴェネト州ヴェローナからヴェネツィアに向かう途中にあるソアーヴェを中心とする13
の村で造られています。
この地域は、古代ローマ崩壊後、北方から南下して来て王国を築いたゲルマンのランコバルト族が「スヴェーヴィ」と呼んだことから、「ソアーヴェ」と言われるようになり、古くからブドウ栽培が行われてきました。
ガルガーネガ種
70%以上に、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ種、ピノ・ピアンコ種、シャルドネ種などを加えて醸造されます。アーモンドやチェリーの香りを含み、新鮮ですっきりして、しかも厚みのあるしっかりした味わいの辛口白ワインです。


さてさて、今週おすすめの2つのワイナリーのソアーヴェをご紹介いたします

■レ・バッティステッレ社ソアーヴェ Battistelle Soave
 創業は2002年とまだ若いワイナリーです。それまでは地元の協同組合にぶどうを販売し、生計を立てていました。現在所有する6ヘクタールの畑は、ソアーヴェ・クラッシコの中心地にあるブログノリーゴの丘に細かい区画に別れており、それぞれに独特のキャラクターをもったぶどうが栽培されています。
その中でも比較的大きな畑はカステッラーノという特別な区画の「バッティステッレ・ヴィンヤード」にあり、セラーの名前もここに由来しています。小石混じりの小高い丘は火山灰土壌によって形成され、他に類を見ない、非常にユニークなテロワールはガルガネーガに最適の土壌といえます。
伝統的な農法を継承し、土着品種を尊重することで、ここでしか造ることのできないストラクチャーとエレガンス、酸とミネラルの調和のとれたワインを消費者に届けるため、家族一丸となって情熱を注いでいるワイナリーです。



モンテセイ ソアーヴェ



ヴァッレ・デッレ・ルガーテの南向きの斜面と、火山灰、粘土質、シルトが入り交じった複数の小区画のブドウを使用しているため、各キャラクターごとに味の違いがあり、それを絶妙なブレンド技術で1本のワインに仕上げています。
特徴的なのは、ソアーヴェワインの中でも、味わいに広がりがあり、果実のボリューム感も十分。そして、含んでから余韻までには、繊細で芯のある酸が駆け抜け、ソアーヴェらしい締まった印象のある辛口に仕上がっています。

ブドウ:ガルガーネガ100%
格 付:ソアーヴェDOC
価 格:750ml ¥1,782(税込)




■ラ・カップッチーナ社ソアーヴェ La Cappuccina Soave
1890年からこの地でワイン造りを開始したテッサーリ家、カップチーナはその名の由来となった15世紀にカプチン派の修道僧が立てた教会を所有しています。現在は栽培家であるシスト、醸造家であるピエトロ、広報担当であるエレーナの3兄弟で運営を担っています。いち早く収量制限の重要性に気づいた彼らはこの地でグィーヨへの変換を行い、また期を同じくして無農薬栽培の導入も彼らが目指す伝統品種の個性と生まれ育ったこの地の土壌の個性をワインに反映させるために必然の選択であったといっています。醸造過程でも畑での作業の流れを受けて過度に技術による厚化粧をせず、より葡萄本来の個性を生かせる手法をとるように心がけられています。例えば小樽熟成を行うソアーヴェでもバリックでなくトノーを選択する等、デリケートな酒質を大切にしているワイナリーです。


ラ・カプッチーナ ソアーヴェ


平均樹齢30-40年のガルガーネガから生まれたソアーヴェ。
アーモンドなどの白い花をイメージさせるフローラルなデリケートな香、爽やかで引締まった酸味と、過度になり過ぎないふくよかな果実味のバランスが絶妙です☆

ブドウ:ガルガーネガ100%
格 付:ソアーヴェDOC
価 格:750ml ¥1,944(税込)



いかがでしたか?ソアーヴェと一言で言っても、歴史もあるワインなので奥が深い!今日はソアーヴェをしっかり冷やして、魚介で最後の夏を楽しみませんか?
清涼感のある味わいの魅力的なワインです☆
最後にアーモンドを感じるかどうか!?このやさしいアーモンドはソアーヴェの特徴なのでそれを感じていただけたら、とても嬉しいです!

ではでは、Ciao!Ciao!!